タフトブラシの正しい使い方とおすすめ5選!歯垢を徹底除去

こんにちは。医療法人 札幌矯正歯科 宮の沢エミル矯正歯科の理事長の尾立卓弥です。札幌で矯正歯科を検討中の方は、ぜひ医療法人 札幌矯正歯科 宮の沢エミル矯正歯科でご相談ください。毎日の歯磨きで、奥歯の裏側や歯並びの悪い部分の磨き残しが気になっていませんか?通常の歯ブラシに加えて使用することで、届きにくい汚れをピンポイントで除去できるのが「タフトブラシ」です。本記事では、タフトブラシの正しい持ち方や動かし方、毛先の形や硬さによる選び方のポイントを徹底解説します。さらに、歯科衛生士も推奨する「プラウト」や「DENT.EX」などのおすすめ5選もご紹介。効果的な磨き方をマスターして歯垢除去率を高め、虫歯や歯周病を予防する清潔な口内環境を手に入れましょう。本記事はプロモーションを含みます。
1. タフトブラシとはどのような特徴を持つ清掃用具か
タフトブラシとは、通常の歯ブラシとは異なり、毛束がひとつにまとまった小さなヘッドを持つ、ピンポイント清掃に特化した歯ブラシのことです。歯科医院では「ワンタフトブラシ」と呼ばれることも多く、毎日のオーラルケアの質を劇的に向上させるための「仕上げ磨き用」の道具として位置づけられています。
一般的な歯ブラシが「面」で歯を磨くのに対し、タフトブラシは「点」で汚れを狙い撃ちします。そのため、通常の歯ブラシだけでは毛先が届かず、虫歯や歯周病のリスクが高まる「磨き残しの多い場所」を徹底的にケアするために設計されています。
1.1 「ワンタフトブラシ」とも呼ばれる独自の形状と構造
タフトブラシの最大の特徴は、その独特な形状にあります。筆のように先端が尖った小さな毛先と、口腔内の奥まで届きやすいように角度がついたネック(柄の部分)を持っています。
この形状により、大きなヘッドの歯ブラシでは物理的に届かない奥歯の裏側や、歯並びが悪い部分の隙間にも、無理なく毛先を届かせることが可能です。また、矯正装置(ブラケット)の周りやインプラント周辺など、複雑な構造をしている部位の清掃にも適しています。
1.2 普通の歯ブラシとの決定的な違いと役割
多くの人が普段使っている「3列ブラシ」などの一般的な歯ブラシとタフトブラシは、競合するものではなく、互いに補完し合う関係にあります。それぞれの役割の違いを理解し、両方を併用することが、お口の健康を守るための最短ルートです。
以下の表は、一般的な歯ブラシとタフトブラシの違いを整理したものです。
| 比較項目 | 一般的な歯ブラシ | タフトブラシ(ワンタフト) |
|---|---|---|
| ヘッドの大きさ | 幅広で、一度に複数の歯を覆うサイズ | 非常に小さく、ひとつの毛束のみ |
| 主な役割 | 歯の表面や噛み合わせ面の全体の汚れを落とす | 歯ブラシが届かない隙間や溝の汚れを落とす |
| 得意な場所 | 平らな面、広い範囲 | 奥歯の奥、歯と歯の間、歯肉の境目、矯正器具周辺 |
| 使用のタイミング | メインの歯磨きとして最初に使用 | 仕上げ磨きとして、または就寝前の集中ケアに使用 |
1.3 なぜタフトブラシが必要なのか?磨き残しのリスク
歯科予防の観点からタフトブラシが強く推奨される理由は、通常の歯ブラシだけでは除去しきれない汚れ(プラーク)が多いためです。
一般的に、丁寧に歯ブラシだけで磨いたとしても、歯と歯の間や歯茎の境目の汚れは全体の約60%程度しか落ちていないと言われています。残りの約40%の汚れは、そのまま放置されると歯石となり、虫歯や歯周病、口臭の直接的な原因となります。
特に、「一番奥の歯の裏側」や「歯が重なっている部分」は、通常の歯ブラシの毛先が跳ね返されてしまい、ほとんど磨けていないケースが少なくありません。こうしたリスク部位に対して、タフトブラシを用いて毛先を確実に当てることで、プラーク除去率を大幅に高めることができるのです。
2. 自分に合うタフトブラシの選び方とポイント
タフトブラシは、通常の歯ブラシだけでは磨ききれない細かい部分の汚れを落とすための強力な補助用具です。しかし、どれでも同じというわけではありません。お口の状態や使用目的に合わないものを選んでしまうと、歯茎を傷つけたり、プラーク(歯垢)を十分に除去できなかったりする原因になります。ご自身に最適な一本を見つけるために、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
2.1 毛先の形は山型か平らかを確認する
タフトブラシの毛先には、大きく分けて「山型(円錐状)」と「平ら(フラット状)」の2種類があります。それぞれの形状によって得意とする清掃部位が異なるため、磨きたい場所に合わせて選ぶことが重要です。
| 毛先の形状 | 特徴 | おすすめの用途・部位 |
|---|---|---|
| 山型(円錐状) | 毛先が尖っており、細かい隙間にピンポイントで入り込む形状。最も一般的なタイプ。 |
|
| 平ら(フラット状) | 毛先が平らにカットされており、面で当たる形状。接触面積がやや広い。 |
|
初めてタフトブラシを使用する方や、歯と歯の間を重点的にケアしたい方は、毛先が隙間にフィットしやすい「山型」を選ぶのがおすすめです。一方、歯茎へのあたりを優しくしたい場合や、特定の面を磨きたい場合は平らなタイプが適していることもあります。
2.2 毛の硬さは歯茎の状態に合わせて選ぶ
通常の歯ブラシと同様に、タフトブラシにも「ふつう(M)」「やわらかめ(S)」「かため(H)」といった毛の硬さがあります。選び方の基準は、現在の歯茎の健康状態に合わせることが鉄則です。
多くの人が「汚れをしっかり落としたい」と考えて「かため」を選びがちですが、タフトブラシは毛束が密集しているため、通常の歯ブラシよりもコシが強く感じられます。そのため、健康な歯茎の方でも基本的には「ふつう(M)」を選べば十分な清掃効果が得られます。
もし、歯肉炎や歯周病で歯茎が腫れていたり、出血しやすかったりする場合は、迷わず「やわらかめ(S)」または「スーパーソフト(SS)」を選んでください。炎症がある状態で硬いブラシを使うと、歯茎を傷つけて症状を悪化させるリスクがあります。症状が改善して歯茎が引き締まってきてから、徐々に「ふつう」の硬さに戻していくのが理想的なステップです。
2.3 ハンドルの長さや持ちやすさをチェックする
タフトブラシは、鉛筆を持つように握る「ペングリップ」で操作するのが基本です。そのため、指先でコントロールしやすいハンドルの形状であるかも重要な選定ポイントになります。
特にチェックすべきは「ネックの角度」と「ハンドルの長さ」です。奥歯の奥(遠心面)や親知らずまでしっかり届かせたい場合は、ネック部分に緩やかな角度がついているものが操作性に優れています。また、手が大きい男性や、逆に小さなお子様が使用する場合には、それぞれの手に馴染むハンドルの長さを選ぶことで、手元がブレずに狙った汚れを確実に除去できるようになります。
3. タフトブラシの正しい使い方と基本の動かし方
タフトブラシは通常の歯ブラシとは異なり、ピンポイントで汚れを落とすことに特化した清掃用具です。そのため、普段の歯磨きと同じ感覚で扱ってしまうと、本来の効果を発揮できないばかりか、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。
効果的にプラーク(歯垢)を除去するためには、「持ち方」「当て方」「動かし方」の3つの基本動作を正しく理解することが重要です。まずは以下の基本チェックリストを確認しましょう。
| 項目 | 正しい方法(〇) | 間違った方法(×) |
|---|---|---|
| 持ち方 | 鉛筆持ち(ペングリップ) | わし掴み(パームグリップ) |
| 力の入れ具合 | 毛先が広がらない程度の軽い力 | 毛先がグニャリと曲がる強い力 |
| 動かし方 | 小刻みに振動させる | 大きくゴシゴシと往復させる |
| 視線 | 鏡を見て毛先を確認する | 感覚だけで磨く |
3.1 ペングリップで軽く握るのが基本
タフトブラシを持つ際は、鉛筆を持つときのように親指、人差し指、中指の3本で軽く握る「ペングリップ」が推奨されます。手のひら全体で握りしめる「パームグリップ」では、力が入りすぎてしまい、繊細なコントロールが難しくなるためです。
タフトブラシの毛先は密集しておりコシが強いため、強い力で押し付けると歯茎に痛みを感じたり、歯肉退縮(歯茎が下がること)の原因になったりします。適切な筆圧は100g〜150g程度と言われており、これは毛先を歯に当てたときに、毛束がほんの少し広がる程度の優しい力加減です。
余計な力を抜くことで、手首や指先が柔軟に動き、奥歯の裏側や歯並びの悪い箇所へもスムーズにアプローチできるようになります。
3.2 鏡を見ながら毛先をピンポイントに当てる
タフトブラシを使用する最大のメリットは「狙った場所を確実に磨けること」ですが、それには視覚的な確認が不可欠です。感覚だけで磨こうとせず、必ず鏡を見ながら、毛先が狙った汚れ(プラーク)に当たっているかを確認してください。
特に、上の奥歯の頬側や下の前歯の裏側などは見えにくい場所です。以下の工夫をして視野を確保しましょう。
- 指で唇や頬を排除する:空いている手で唇を横に引いたり、頬を膨らませたりしてスペースを作ります。
- 光を当てる:洗面所のライトが暗い場合は、手元が見えやすい位置に移動します。
- 肘を張る・脇を締める:部位に合わせて腕の角度を変え、鏡に映る邪魔にならないようにします。
毛先を当てる角度は、磨きたい場所によって調整します。歯と歯茎の境目(歯周ポケット付近)を磨く場合は、歯に対して45度の角度で毛先を優しく当てると、歯肉を傷つけずに汚れを掻き出すことができます。
3.3 小刻みに振動させて汚れを浮き上がらせる
タフトブラシを動かす際は、大きく横にスライドさせるのではなく、その場で毛先を微細に震わせるように動かすのがコツです。大きく動かしてしまうと、毛先が狙ったポイントから外れてしまい、効率的に汚れを落とせません。
具体的な動かし方のイメージは以下の通りです。
- 円を描くように動かす(クルクル磨き)
- 歯の表面や矯正器具の周りなどは、毛先で小さな円を描くようにクルクルと動かします。
- 細かく振動させる(バス法のような動き)
- 歯と歯茎の境目などは、毛先を固定したまま微振動を与え、プラークを浮き上がらせます。
メーカーの公式サイトでも解説されているように、毛先が跳ねないように小刻みに動かすことが推奨されています。1つの箇所につき5〜10回程度振動させたら、次の箇所へ移動するようにしましょう。時間をかけすぎず、しかし確実に汚れを除去する丁寧さが求められます。
4. 部位別に見るタフトブラシの効果的な磨き方
タフトブラシは、通常の歯ブラシでは毛先が届きにくい「磨き残しの聖域」を攻略するために最適なツールです。特にリスクが高い部位に対して、ピンポイントで毛先を当ててプラーク(歯垢)を除去することが重要です。ここでは、磨き残しが多く虫歯や歯周病になりやすい4つのポイントに絞り、具体的な動かし方を解説します。
4.1 奥歯の裏側や噛み合わせの溝
最も奥にある歯(最後臼歯)の裏側は、空間が狭く、普通の歯ブラシのヘッドがぶつかってしまい十分に磨けないことが多い場所です。また、噛み合わせの深い溝は汚れが溜まりやすく、虫歯の好発部位でもあります。
この部分を磨く際は、口を「あ」と大きく開けるのではなく、少し閉じ気味にするのがコツです。口を大きく開けると頬の肉が緊張して歯ブラシの動きを邪魔してしまいますが、少し閉じることで頬が緩み、タフトブラシを入れるスペースが生まれます。
タフトブラシを鉛筆を持つように軽く握り、奥歯のさらに奥へヘッドを滑り込ませます。毛先を歯の裏側にしっかりフィットさせ、円を描くようにくるくると小刻みに動かすことで、こびりついた汚れを掻き出します。
4.2 歯並びが悪く重なっている部分
歯と歯が重なり合っている部分(叢生・乱杭歯)は、通常の歯ブラシを横に動かすだけでは、凹んでいる部分に毛先が全く当たりません。この「段差」こそが、虫歯菌の温床となります。
タフトブラシを使用する際は、歯ブラシを横から当てるのではなく、歯の並びに沿って縦方向から差し込むように当てるのがポイントです。重なっている部分の隙間(三角形の隙間)に毛先を優しく入れ込み、振動させるように動かします。
鏡を見ながら、一本一本の歯の形(丸み)を意識し、歯のカーブに沿ってなぞるように丁寧に磨くことで、入り組んだ部分のプラークを効率的に除去できます。
4.3 矯正器具の周りやインプラント周辺
矯正治療中のブラケットやワイヤー周り、またインプラントを入れている部分は構造が複雑で、非常に汚れが溜まりやすい環境です。特にインプラントは天然歯よりも防御機能が弱いため、インプラント周囲炎を防ぐために徹底的な清掃が求められます。
それぞれの装置や状況に合わせた磨き方を以下の表に整理しました。
| 対象エリア | タフトブラシの当て方とコツ | 注意点 |
|---|---|---|
| 矯正用ブラケット周辺 | ブラケットの四隅(上下左右)に対し、タフトブラシを斜め45度から差し込むように当て、小刻みに震わせます。 | ワイヤーに毛先が引っかからないよう、鏡で確認しながら慎重に動かしてください。 |
| ワイヤーの下 | 毛先をワイヤーの下に潜り込ませるように入れ、歯の表面をなぞります。 | 力を入れすぎると装置が外れる原因になるため、フェザータッチ(羽で触れる程度の力)を意識します。 |
| インプラントと歯茎の境目 | インプラント体と歯茎のわずかな隙間に毛先を優しく当て、円を描くように磨きます。 | 歯茎を傷つけないよう、毛先が柔らかめのタフトブラシを選ぶことが推奨されます。 |
4.4 前歯の裏側や歯と歯茎の境目
下の前歯の裏側は、唾液腺の開口部が近くにあるため、唾液中のカルシウムと結びついて「歯石」ができやすい場所です。また、前歯の表側の歯と歯茎の境目(歯頸部)は、磨く力が強すぎると歯茎が下がってしまうリスクがあります。
前歯の裏側を磨くときは、タフトブラシを縦に持ち、カカト(ハンドルのある側)を下げて毛先をしっかりと裏側に当てるようにします。通常の歯ブラシでは「カカト磨き」が必要な高度なテクニックも、ヘッドの小さいタフトブラシなら容易に行えます。
歯と歯茎の境目(歯周ポケット付近)をケアする場合は、毛先を歯茎に向けて45度の角度で当て、歯周ポケットの中に毛先を優しく入れ込むイメージで微振動させます。これにより、歯肉炎の原因となるプラークを効果的に除去し、歯茎の引き締め効果も期待できます。
5. 歯科衛生士も推奨するおすすめタフトブラシ5選
タフトブラシは多くのメーカーから販売されており、毛の硬さや形状、ハンドルの持ちやすさなどが異なります。ここでは、歯科衛生士も推奨する機能性の高いタフトブラシを5つ厳選してご紹介します。それぞれの特徴を比較して、ご自身の口内環境や目的に合った1本を見つけてください。
| 商品名 | 購入場所 | 毛先の形状 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| フィード ソエル 歯ブラシ PLUS | 歯科医院 | 先細(テーパー) | 歯周ポケットに届きやすい |
| オーラルケア プラウト Plaut | 歯科医院・通販 | 三角カット | 汚れを吸い上げる密な植毛 |
| ライオン DENT.EX onetuft | 歯科医院・通販 | 種類による | 3種類の毛先から選べる |
| クリニカ アドバンテージ デンタルタフト | ドラッグストア | 山型 | 市場最高レベルの小ヘッド |
| BUTLER 集中ケアブラシ | ドラッグストア | 円錐型 | 操作しやすい10度のアングル |
5.1 フィード ソエル 歯ブラシ PLUS
歯科医院向けに販売されているコストパフォーマンスに優れたタフトブラシです。最大の特徴は、毛先が細くなっているテーパー毛(先細毛)を採用している点です。一般的なラウンド毛に比べて、歯と歯茎の境目や歯周ポケットの奥深くまで毛先が到達しやすいため、歯周病リスクが高い方や、歯茎が腫れぼったい方におすすめです。グリップも握りやすく設計されており、毎日のケアに取り入れやすい価格設定も魅力です。こちらは歯科専売品ですが、当院の受付でも販売しておりますので、気になる方は診察の際にお気軽にお声がけください。
5.2 オーラルケア プラウト Plaut
予防歯科の先進国であるスウェーデンの考え方を取り入れた、高機能なタフトブラシです。他社製品と大きく異なるのは、毛先が三角形にカットされていることです。この特殊な形状により、歯と歯の間の三角形の隙間にピタッとフィットし、プラーク(歯垢)を効率的に除去します。また、PBT(ポリブチレンテレフタレート)という耐久性に優れた素材を使用しており、水はけが良くコシが長持ちするのもポイントです。グリップ部分も太めで握りやすく、不器用な方でも安定して操作できます。
Amazon:オーラルケア プラウト Plaut
引用元:プラウト|株式会社オーラルケア
5.3 ライオン DENT.EX onetuft
歯科用製品の大手メーカーであるライオンが展開する、プロスペックのタフトブラシです。この製品の強みは、目的別に選べる3種類の毛先ラインナップがあることです。歯周ポケットのケアに特化した「Systema(システマ)」、プラーク除去力が高い「M(ミディアム)」、デリケートな歯茎に優しい「S(ソフト)」から、お口の状態に合わせて最適なものを選べます。また、ネック部分が内側に5度傾斜しているため、磨きにくい舌側(歯の裏側)にもスムーズに毛先が届きます。
Amazon:ライオン DENT.EX onetuft
引用元:DENT.EX onetuft|ライオン歯科材株式会社
5.4 クリニカ アドバンテージ デンタルタフト
ドラッグストアやスーパーで手軽に購入できる市販品の中で、特におすすめなのがクリニカのデンタルタフトです。市場最高レベルのコンパクトヘッドを採用しており、口の小さな女性や奥歯の奥までブラシを入れるのが苦手な方でも無理なく磨けます。毛先はロング先細毛となっており、歯並びの悪い箇所や矯正器具の周りの細かい汚れもしっかりとかき出せます。ハンドルは「六角形スリムハンドル」で、ペングリップで持った時に指にフィットし、軽い力で小刻みに動かしやすい設計になっています。
Amazon:クリニカ アドバンテージ デンタルタフト
5.5 BUTLER(バトラー) 集中ケアブラシ タフトブラシ
サンスターのバトラーブランドから出ている、独特な形状が特徴のタフトブラシです。ネック部分に10度のアングル(角度)がついているため、前歯の裏側や奥歯のさらに奥など、通常の歯ブラシでは届きにくい「死角」にも自然な角度でアプローチできます。毛先は中央が一番高い「円錐型カット」になっており、ピンポイントで汚れを狙い撃ちするのに適しています。ふつう、やわらかめの2種類があり、ドラッグストアでも比較的入手しやすい商品です。
Amazon:BUTLER(バトラー) 集中ケアブラシ タフトブラシ
6. タフトブラシを使用する際の注意点
タフトブラシはピンポイントで汚れを落とす優れた清掃用具ですが、誤った使い方をすると歯茎を傷つけたり、十分な効果が得られなかったりする可能性があります。毎日のケアで失敗しないために、以下の注意点をしっかりと押さえておきましょう。
6.1 1. 強い力でゴシゴシと磨かない
最も重要な注意点は、ブラッシング圧を強くしすぎないことです。タフトブラシは毛束が密集しているため、通常の歯ブラシと同じ感覚で力を入れると、歯や歯茎に過度な負担がかかってしまいます。
強い力で磨き続けると、歯茎が下がってしまう「歯肉退縮」や、歯の根元が削れる「擦過傷」を引き起こし、知覚過敏の原因になることがあります。ブラシを握るときは、鉛筆を持つように軽く握る「ペングリップ」を意識し、毛先が広がらない程度の優しい力(100g~150g程度)で小刻みに動かしましょう。
6.2 2. 毛先が開いたらすぐに交換する
タフトブラシも通常の歯ブラシと同様に消耗品です。毛先が開いたブラシを使い続けると、清掃効率が著しく低下するだけでなく、弾力を失った毛先が歯茎を傷つける恐れがあります。
交換の目安は1ヶ月に1回程度です。ただし、1ヶ月経っていなくても、ブラシを後ろから見て毛先がヘッドからはみ出している場合は交換のサインです。常にベストな状態で汚れを除去できるよう、定期的なチェックを習慣にしてください。
6.3 3. 歯磨き粉は「つけない」または「少量」にする
タフトブラシを使用する際は、鏡を見ながら毛先を磨きたい場所にピンポイントで当てることが基本です。しかし、発泡剤入りの歯磨き粉をたっぷりとつけてしまうと、口の中が泡だらけになり、肝心の毛先がどこに当たっているか見えなくなってしまいます。
基本的には歯磨き粉をつけずに水だけで磨くか、使用する場合でも米粒程度の少量にとどめましょう。研磨剤が多く含まれている歯磨き粉を多用すると、露出した歯の根元(象牙質)を摩耗させるリスクもあるため、研磨剤無配合のジェルタイプなどがおすすめです。
6.4 4. 全体磨き用の歯ブラシと併用する
タフトブラシはあくまで「磨き残しをケアするための補助用具」です。ヘッドが小さすぎるため、歯全体の汚れを落とそうとすると時間がかかりすぎ、効率が悪くなります。
まずは通常の歯ブラシで全体の汚れを大まかに落とし、その後にタフトブラシで細かい部分を仕上げる、という手順が一般的です。また、歯と歯が接している隙間の汚れはタフトブラシでも届かないことがあるため、デンタルフロスや歯間ブラシも併用して、完璧なオーラルケアを目指しましょう。
6.5 間違った使い方とトラブルの対照表
タフトブラシの使用でよくある間違いと、それによって引き起こされるトラブルを整理しました。ご自身の使い方が合っているか確認してみてください。
| 間違った使い方 | 引き起こされるトラブル | 正しい対処法 |
|---|---|---|
| 強い力で押し付ける | 歯茎下がり、知覚過敏、歯の摩耗 | ペングリップで持ち、毛先が広がらない力加減で磨く |
| 毛先が開いたまま使う | プラーク除去率の低下、歯茎の損傷 | 1ヶ月を目安に、毛先が開いたらすぐに新しいものへ交換する |
| 歯磨き粉を多用する | 泡で磨く部位が見えない、歯の削れすぎ | 水のみで磨くか、ジェルタイプを少量だけ使用する |
| タフトブラシだけで済ます | 磨き残しの発生、清掃時間の長時間化 | 通常の歯ブラシやフロスと組み合わせて使用する |
正しい使い方をマスターすれば、タフトブラシはむし歯や歯周病予防の強力な味方になります。より詳しい製品情報や使い方のコツについては、歯科用品メーカーの公式サイトなども参考にすると良いでしょう。
7. まとめ
タフトブラシは、通常の歯ブラシだけでは届きにくい奥歯の裏側や歯並びの悪い部分のプラークを徹底的に除去するために欠かせない清掃用具です。自分に最適な1本を選ぶ際は、歯茎の状態に合わせた毛の硬さや、操作しやすいハンドルの長さを基準にすることが大切です。
正しい使い方のポイントは、ペングリップで優しく持ち、鏡を見ながら毛先を小刻みに動かすことです。今回ご紹介した「プラウト」や「ソエル」などの歯科専売品や市販品を上手に活用し、毎日のケアに取り入れてみてください。適切な道具と磨き方で、虫歯や歯周病のない健康な口内環境を維持しましょう。
札幌で矯正歯科を検討中の方は、ぜひ医療法人 札幌矯正歯科 宮の沢エミル矯正歯科でご相談ください。矯正治療のご相談をご希望の方は、下記のボタンよりお気軽にご予約ください。
この記事の監修者

尾立 卓弥(おだち たくや)
医療法人札幌矯正歯科 理事長
宮の沢エミル矯正歯科 院長
北海道札幌市の矯正専門クリニック「宮の沢エミル矯正歯科」院長。
日本矯正歯科学会 認定医。

